2022年度版「公務員をめざそう」
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公務員になるために03公務員をめざそう▶キャリアセンターでできる公務員試験対策はP.8〜10へ▶キャリアセンターでできる公務員試験対策はP.8〜10へ 公務員の魅力は、仕事を通じて自分の考えを公益に反映させることができる点にあります。国際、国、地域への貢献を職務として遂行することができ、人々の幸せを自分の喜びとすることが可能なのが公務員です。公務員としての社会貢献も、民間企業で働くことによる社会貢献も、どちらも同じく意義のあることですが、公務員として仕事をしていくことの魅力として、次の3つが挙げられます。 公務員試験の対策として、過去問による試験対策は重要です。公務員試験の受験科目である授業科目を各学部で履修し、時間の都合がつけば「公務員基礎講座」、「公務員記述式試験対策講座」を受講してみてください。1・2年次のうちに各科目の概観を理解し、基礎的知識を身につけ、記述問題への対策をしておくことをお勧めします。 それと同時に心がけてほしい点は、常日頃から積極的に「自分を磨く」ことです。サークル活動で悩んだ集団統率の難しさ、インターンシップで感じた仕事の厳しさ、ボランティアで得た奉仕する喜び、アルバイトで体験した企画提案の楽しさ、留学経験から学んだ多文化共生の大切さなど、どのような経験でも構いません。「達成感のある体験に基づいて自分をどのように磨いてきたか」「経験を自分へどのようにフィードバックさせてきたか」「直面した困難をどのように解決してきたか」ということを人へ語れるようにしておいてほしいのです。 公務員試験は、現役の公務員たちが、自分の部下や同僚を選ぶ総合的な「人物」評価が重要になります。人柄や対人的能力を問う面接試験(人物試験)において、「この人と一緒に働きたい」という評価を得る必要があります。そのためにも、自分を知り、自分を磨く努力、つまり自分の付加価値を高める努力を常日頃からしてほしいと願っています。01公務員の魅力とは何か?02求められる能力とは?03自分を知り、自分を磨く公務員になるために誇りを持って働くことのできる一生の仕事利益を求める民間企業とは異なり、公務員の仕事は、社会のためのルールを作り 、社会の活性化を支えることです。社会経済の急速なグローバル化や急激な景気変動に伴い、市民生活を取り巻く環境が日々変化している中で、公務員には、生活の格差問題、雇用問題、教育問題、環境問題など、多くの課題が課されています。様々な社会問題の解決はたやすいことではありませんが、幸せな舞台を支える公務員の仕事には、何物にも代えがたいやりがいがあり、「誇りを持って働くことができる一生の仕事」といえます。幅広い知識や能力第1は幅広い知識や能力です。公務員試験では一般的な知識・知能(時事、文章理解、判断・数的推理、資料解釈、自然、人文、社会)だけでなく、法律学、経済学、経営学、政治学、社会学、心理学、教育学、数学、工学、物理学、化学などから各試験区分に応じて専門科目を受験する必要があります。多肢選択式や記述式の試験では、暗記力だけでなく、判断力や思考力も問われます。コミュニケーション能力第2はコミュニケーション能力です。かつて、ある中大OBが「公務員は営業だ」という趣旨の話をしたことがあります。それは政策という商品を同僚、上司、関連部署、財政担当部署、議会、国民へ説得して売り込まなければならないということでした。対人的能力を求められている点は、民間企業の従業員と同じわけです。何が重要な点なのかを理解する力第3は何が重要な点なのかを理解する力です。講義、講演、面接、討論などのコミュニケーションの場で、鍵となる重要なポイントを聞き分け、自分の頭で論理的に構成して相手に応答する能力が求められています。これらはキャリアデザインにおいて聞き取り能力や質問力といわれているものであり、個人の総合的な能力が試されているものになります。業務の多様性民間企業では、例えば飲食店なら「食」、銀行なら「金融」といったようにサービスは何か一種に特化しています。しかし公務員は、教育や環境、生活安全など、様々な面で住民の方々にサービスをしています。そういった意味でも、公務員は行政事務職を中心に多様な職種がありますので、民間企業と比べても、実に幅広い選択肢の中から、ご自身の就職先を選択することができるといえます。安定した職場環境重責を担う公務員は、「国家公務員法」や「地方公務員法」でその身分を強力に保障されています。また、短期的な業績や経済動向に左右されやすい民間企業に比べ、比較的長期的視点に立って、じっくりと職務にあたることができます。

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